文殊寺


 秩父の山間から関東平野へ流れ出る荒川。その扇状地の要に位置する寄居町は川と湖、山地と丘陵、そして肥沃な平野という変化に富んだ地勢が大きな特長。町のあちこちに自然を身近に感じる“癒しの空間”が広がっています。また、戦国時代には名門・北条氏が治めた城下町として栄え、往時の隆盛を忍ばせる史跡・旧跡、寺社仏閣が町域全体に数多く点在する「歴史の町」でもあります。ここでは、寄居町を訪れた折には是非とも立ち寄っていただきたい名所の数々をご紹介しましょう。
①蓮光寺(布袋尊,福禄寿) ②極楽寺(毘沙門天,弁財天) ③常楽寺(恵比寿神)
「武州寄居七福神」の一つ。ここには家庭円満、※子孫長久をもたらす「布袋尊」と招福・招禄・長寿の神様として知られる「福禄寿」の二体が安置されています。 「武州寄居七福神」の一つ。安置されているご神体は四天王・十二天の一神に数えられる「毘沙門天」と財福と学問、縁結びの女神「弁財天」の二体です。 「武州寄居七福神」の一つ。右手に持った釣竿で人々を災いから“釣り上げ”、幸せに導くと言われる商売繁盛の神様「恵比寿神」が安置されています。
④常光寺(大黒天) ⑤長昌寺(寿老尊)
「武州寄居七福神」の一つ。台所の守り神として女性の尊敬を集め、古来より恵比寿神と並んで生活の知恵を授ける裕福の神「大黒天」が安置されています。 「武州寄居七福神」の一つ。安置されているのは長寿を授ける「寿老尊」。この長昌寺と極楽寺は寄居ハイキングース(男衾コース)にも設定されています。
⑥五百羅漢 ⑦善導寺 ⑧少林寺
少林寺本堂の裏山、釈迦を祀った山頂までの往路に510体の石仏が立ち並ぶ「五百羅漢」、復路には戦の守護神と言われる「千体荒神」が安置されています。 「武州寄居十二支本尊」の一つ(子)。本堂の天井には狩野派の絵師・金竜斎宗信が描いたとされる「百人一首画格天井」があり、町の文化財に指定されています。 「武州寄居十二支本尊」の一つ(卯)でご本尊は文殊菩薩。裏山がハイキングコースになっており、山頂への道すがらに「五百羅漢」の石仏が佇んでいます。
⑨鉢形城公園 ⑩日本の里
戦国時代を代表する関東有数の名城・鉢形城郭跡を利用した公園。広々とした芝生広場と自然林の散策路があり、地域の人々の憩いの場となっています。 名水の里・寄居のシンボルゾーンとして平成3年にオープン。「日本の名水100選」に選ばれた風布川・日本水のほか、レストハウスや売店なども完備しています。
※子孫長久…(しそんちょうきゅう)子孫が長く続くこと


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